Mutsuha room27
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それは永久(とこしえ)の真闇の中に潜みいる者。

ひとけも絶えた静寂の街を、光煌を避け闇から闇へ、その影とともに方途もなく彷徨う。

そしてときに足を留め、

悪夢めいた名状し難き目論見を果たすべく、秘められた黒き箱を開く。

それは見るものの心胆を寒からしめ、震駭させるに相応しいおこないだった。

その者は、ついに開かれた箱の中から見つめ返す2つの目に向かい、

こう囁いた。

「さぁ、むっちゃん。ここで撮影しようね〜♪」

恐るべき魔の饗宴は、まだ始まったばかりであった・・・




というわけで(意味不明)今回の撮影場所は・・・、
といちいち書かなくても首都圏の方ならわかると思いますが、
そう、秋葉原です。やってしまいました。
あと何枚か浅草橋や神田や大手町の写真もあります。あちこちさまよいすぎです。
歩きすぎて右足のふくらはぎがツリ気味です。
でもなかなか楽しかったです。

深夜行列などに参加したことがない私にとって、ひとけのない秋葉原はかなり新鮮でした。
動くものがないためか、見慣れた風景ながらどこか違う感じです。
ひとけがないといっても、実はけっこう人はいるんですけどね。
明日発売のゲームか何かを買うためか、数人がそこかしこの店の前とかにうずくまってました。
彼らは気配がないので、かなり近づかないとそれとわかりません。
一度、全然気がつかずに、看板を挟んで彼らからほんの数メートル離れたところで撮影したりしてました。
撮影後その場を立ち去ろうとして、人がいてビックリ。(笑)
ほんとに暇な人たちですね。その情熱をもっと他の事に振り向けたらどうなのかと思います。<お前もな

いままでそこかしこで深夜徘徊撮影をしてきましたが、やはり、どこに行けばなにがあるのか
しっかり頭に入っている街だと撮影がしやすいです。
むつはをただ座らせて撮影するだけのときでも、良さそうな背景で撮れるところがないか、
頭の中で検索し、そこに行って撮影できるのです。
ちゃんとロケハンして撮影に臨んでいるようなものですから、
偶然に任せたいつもの撮影と違って、イメージ通りの絵を狙うことができます。
(「狙える」だけであって、イメージ通りの写真が「撮れる」かどうかは、また別の問題ですけど)
そのせいで印象的な風景のところに行く傾向が強まって、
どこで撮影したのかわかりやすい画像が多くなりました。
ラジオ会館前とか。(笑)

撮影してきた写真の画像を家のPCで見ていて思ったんですが、
この電気街+オタクの街、秋葉原の風景って、
ここに通うものにとっては見慣れた普通の風景なんですが、
オタでない人とか、オタでもめったにここに来ない人(来れない人)にとって、どう写る風景なんでしょう。
客観的に見ると、あらゆる看板が派手でデカイし垂れ幕は多いし、これらが隙間なくひしめき合ってて、
ほんとに独特の夜景ですよね。


ちなみに今回の撮影は、人目を避けるために1月2日の深夜におこなわれました。(笑)
以下、簡単に解説など。


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万世橋のたもと。なかなか趣があってきれいな橋です。周囲はドブ臭すぎですが・・・。


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東京駅近くの中央線の高架下。そこかしこに昭和以前ぽいレンガ造りの橋脚が見れます。


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浅草橋駅付近の橋から。街灯の光ってこういう色なんですよ。


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浅草橋から秋葉原にいたる道端の公衆電話。


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浅草橋の某お人形専門店近くの公園。


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同上。


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神田、日本橋の近く。ほとんど真っ暗な場所で30秒間露光撮影。


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2707と同じ場所。こういう雑多な小道ってなんか好きです。


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2700と同じ場所。視点を変えると趣もなにもない、カオスを極める電気街の入り口が。


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秋葉原駅の電気街口(上野側)です。


sd-2712 内緒。


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昔ソフマップ逸品館があったとこの前。ツクモとあきばお〜の緑と赤の反対色の看板がどぎついです。
この撮影のとき、すぐ後に人がいたんです。驚かせてすまんかった。


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なにげに古いポスター貼ってますね。


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むつは、ふるさとの前で。(笑)(ラジオ会館にはボークス秋葉原店がテナントに入っています)


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ナカウラ電気前。


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まさにこれの撮影中、後ろの駐車スペースにSOKEIの車が来て停まり、警備員さんが降りてきました。
コソコソするのも変なのでそのまま撮影続行。ドキドキ。
通報されたのかと思いましたが、ただの定時巡回のようでした。


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PCパーツショップ裏の公園で秋葉原っぽいアイテムとともに。
アイテムは撮影中に冷めてしまいました。


そんなこんなで撮影後、神田明神に詣でてから帰りました。
2日になると電車も深夜運行していないからか参拝客もまばらでしたので、
ゆっくり落ち着いて参拝できました。
そして始発電車に乗るために秋葉原駅へ。
そういえば、夜歩いてて気がついたんですが、秋葉原ってけっこう猫がいるんですね。
特に電気街口。あのあたりは飲食店が多いからか、子猫を含めてまとめて数匹、見ることができました。
秋葉原では今まで猫を見たことがなかったので、なんとなく居ないものかと思っていました。
午前4時10分。日が日なので、改札にもホームにも誰もいません。
誰もいない秋葉原駅構内というのも新鮮でした。


山の手・京浜東北線と総武線の乗換駅ですから、いつもならこの時間でもけっこう人がいますからね。

今回のドレスですが、いろいろ組み合わせて勝手にコーディネートしてみました。
カジュアルはこういうのが楽しいです。
ジャケットはボークスで購入したパーソナルコレクションのもの。
セーターとスカートは先日のドールズパーティーで購入したものなのですが、
むき出しの販売でペーパーもついてなかったため、
どちらのディーラーさんで買ったのかわからなくなってしまったものです。
このスカート、側面に大きなカットが入っててなにげにセクシーです。
帽子は以前、絵栖用に購入した服に付いてきたものです。

以上、秋葉原深夜徘徊行でした。

2004年1月2日 19:45:54