Vol.2

4号は簡単だった。難しかったのはたま坊で、青い光のあたる部分と白い光のあたる部分を別々に色補正するために別々に合成してたり〜、魚をバックに気泡を合成したり〜、といったトコでした。あと、おしりが台座で隠れて写ってなかったので、お尻だけ再度別撮りして合成してたりしてますYO!
なんか、久々に気合い入れて合成してみました〜。
この水着は、4年程前に買ってすぐになくしたものだったんですが、
先日のお引っ越しのときに棚の下からめでたくに出てきたものです。
そんなわけで、たま坊にやっと着せてあげることができました。

でもまあそれとはあまり関係なく、(おい)
今回はコナミの食玩、「サンダーバードVol.2」です。
例によってサンダーバードオフィシャルサイトはこちら
頻繁に更新されてるようですね。

Vol.1に引き続き、SF人形劇「サンダーバード」の
超科学メカの精密な模型です。
Vol.1もすごかったですが、Vol.2はそれ以上の衝撃を私に与えたのでした!
・・・と、ちょっと大げさかもしれませんが、まあご覧になってください。



サンダーバード1号
長男スコットが操縦する、超音速機。

オフィシャルサイトの表記では
「サンダーバード1号は、事故現場に急行し、偵察と現場の指揮に使われる高速ジェット機である」
とか書いてありますが、TB1はジェット機ではないのでこれは間違いです。
方向転換用にロールス・ロイス製ファン・ジェットエンジン7基を搭載してはいますが、
メインエンジンにブレインズの設計の原子力ロケット1基を搭載した、ロケット機です。
このロケットで成層圏まで弾道飛行をしてから再突入してくるっていう、
ICBMみたいな豪快な飛行の仕方で現場に急行します。
第一話で、ファイヤーフラッシュ号はマッハ6も出せる夢の最新鋭原子力旅客機です!
というようなことを出演者のセリフで説明して、
視聴者が「マッハ6か・・・、未来の科学はすごいなぁ〜」と感心しているところに
その危機を察知したTB1号がマッハ20で飛んでくるという演出は、もうかっこよすぎます。

しかし気になるのはファンジェットエンジンの数だなぁ。
ロケット1、ファンジェット7てことなんですが、
TB1号のロケット/ジェットノズルは9個あいてるんですよ。



●●●●



・・・って感じで。

真ん中がロケットノズルだとすると、ファンジェットエンジンは、
7じゃなくて8個あったほうが自然なんですが・・・。

一個ダミー?



画像だと大きさが良くわからないと思うんですが、
このシリーズの模型はどれも全長9センチくらいしかありません。
にもかかわらず隙間なく組み立て、
スリット状の部分まではみ出すことなく塗装し、
その上ウエザリング(汚し塗装)まで入れてあるって・・・。
しかもその汚しがまた上手なんですわん。



「THUNDER BIRD 1」「TB」などの、
こういった文字ってシールなのではなくて、印刷されてるんですよね。



可変翼のギミックが再現されています。
これまた隙間なくぴったり収まる精度です。



サンダーバ−ド4号
四男ゴードンが操縦する潜水艦。
水中を時速140Kmで航行。(無茶だヨ)
サンダーバード2号の4号コンテナで運ばれてきます。

実はわたしには高速エレベーターカーやジェットモグラなどの救助メカと、
この4号の違いがわかりません。
子供のころから不思議なのですが、
なぜにこれだけ「サンダーバード4号」なのでしょうか・・・。
いや、4号はけっこう好きなメカなんですが、気になることは気になるのです。
教えて、ブレインズ〜!

ところで、
ん〜〜、これは合成失敗ですね。
なんか距離感がようわからんです。
水中は難しいです。



半光沢で渋く塗装してあります。
これに比べると、本物のほうがテカテカしてておもちゃっぽいです。(笑)
水中メカだからということか、ウエザリングは控えめ。
その代わりといってはなんですが、



ゴードン乗ってます!
コクピットの床まで全部塗装してあります。
・・・すごすぎます。



プラスチックが厚くて光が屈折してよく見えませんが、
ゴードンには簡単ですが目も入ってます。

潜水艦のキャノピーは水圧で割れないように厚くなくてはいけないので、
考えようによっては撮影用の模型(プロップ)よりもリアルですね。(笑)



ジェットブルドーザー
ボディは耐熱超合金カヘリウム・エクストラXで覆われています。

ジェットブルドーザーは日本でつけられた名前で、
本名はボディに書かれているとおり「FIREFLY」=蛍です。
名前に”ジェット”をつければいいというものではないと思うけど、
蛍というのも謎なネーミングですね。



ウエザリングが美しいです。
汚し塗装が美しいってのも変ですが、でも私は美しく感じます。
こういう塗装を施すことで模型の実在感がより増すわけですが、
実のところそれは真にリアルなのではありません。

消防署の前を通った時に、とめてある緊急車両を見てみてください。
消防車にしても救急車にしても、ピカピカに磨き上げられているのがわかると思います。
これはいついかなるときも即座に飛び出せるように、
常に整備点検され清掃されているからです。
サンダーバードの救助メカも同じ状態にあるはずなので、
本当は汚れ一つないメカがやってくるのがリアルなのです。

でも本当にそれをやると、
おもちゃがやって来たようにしか見えない罠なんですよね。



屋根についてるホーンがラブリー。

”ブレード”っていうのかな。障害物を押す板に窓がついていて、
コクピットから前が見えます。
この模型の場合、
このブレード全体が透明なプラスチックでできていて、
窓以外をシルバーで塗装してあるんです。



実はこのジェットブル、
この穴を通して「ニトロ弾」を前方に打ち込むことができます。
どうしても崩せない障害物もこれでいちころでしょう!

狙いを誤って穴をはずすと、跳ね返ってきて大惨事ですが。(笑)



ジェットモグラ
ジェットモグラは日本でつけられた名前で、
本名はボディに書かれているとおり「MOLE」=モグラです。
名前に”ジェット”をつければいいというものでは(以下略)

ちなみに最初 ”MOLE” と打ったら ”もぇ” と表示されて
ちょっとおかしかったです。

ユリカモメの車窓から汐留の工事現場を撮影したものに合成。(笑)
基礎工事中ならともかく、ビルも建ってるのにこんなの何に使うんだ?とかの突っ込みはナシで。
・・・ていうか、それ以前の問題だし。
れっきとしたレスキューメカですが、なんか工事現場が似合いそうな気がしたもので。

同じ理由でジェットブルドーザーも工事現場に合成ですが、
あれはビルの倒壊災害に出動したので、工事現場もあながちハズレではないかと。



ごく一部の方は
「プラモ狂四郎」での活躍を思い起こしてしまうかもしれません。(笑)
水戸会長からもらったあのプラモ同様、これもジェットモグラ本体と台座は切り離せます。
(モーターライズはないけど)
それにしても機能美にあふれたシンプルなメカだなぁ。



しかし冷静に見ると、
走行中に制動をかけたとたん、前のめりに倒れそうな予感。

(「走行中にブレーキを」のほうがわかりやすいけど、でもキャタピラ車ってブレーキあるのん?)



このように傾け、シャフトのパーツを挟み込むことで、
ジェットモグラ潜行シーンを再現することができます。

・・・てか、倒れるよ。
これは絶対に倒れるって。(笑)
これでまだ倒れないのは模型だから、本体が空洞で軽いからで、
これに機械がぎっしり詰まってたら重さで絶対に倒れるって。
撮影用プロップは、たしかにもうちょっと台座が大きい感じがしますが、
・・・でもなぁ。



ヘリジェット

レスキューメカではなく、サンダーバード世界の普通の飛行機械です。
ローターブレードの回転ではなく、ジェットホバリングで飛行するヘリコプターのようで、
よく考えるとものすごく燃料を食いそうです。
あと、うるさそうです。



機種はよくわからないけど、
やはり操縦席あたりは既存のヘリコプターの模型を流用して
プロップが作られたんじゃないかなと思います。
なんとなく昆虫を思わせるフェイスです。



特に説明はなくても、「ああ、これ飛ぶんだな」とわかるデザインです。
こんな飛行機械は見たこともないのにね。



ペネロープ号
ペネロープさんのロールスロイス。
ペネロープ号は日本でつけられた名前で、
本名はナンバープレートに書かれているとおり「FAB1」です。
名前に”ジェット”をつければいいというものでは(ついてません)

前後部にマシンガン、後部に煙幕弾とオイル散布装置装備。
防弾、防放射能の車体に、金属製のタイヤ。
ブースタージェットで滑空し、水中翼を出して水上も走ります。
ボンドカーといいこれといい、英国の車はすごいですな。(笑)

ちなみに奥多摩の工事車両置き場に合成してみました。
いや、なんとなくです。



・・・乗ってます。
乗ってますよお客さん!
ペネロープ嬢と執事パーカーさんが!
「ねえパーカー?」という、CVの黒柳徹子さんの声が聞こえてきそうです。

FAB1は毎日パーカーが磨いてきれいにしているので、
ウエザリング塗装はありません。



これもプラスチックのキャノピーが厚くて中がよく見えないんですが、
パーカーの大きな鼻と大きな唇が確認できました。
そっくりです。(笑)
内装もけっこうちゃんと再現されていて、
赤い絨毯張りの床と黒い皮のシート、
ドライビングコンソールと特徴的なU字型のハンドルが確認できます。



先端のロールスロイスのエンブレムはレーダー、
車体の上に飛び出ている三角形の出っ張りはバックミラーで、
リトラクタブル式で車体に収納できます。
操縦はドライブ・バイ・ワイヤ式。
エンジンはロールスロイス社製ペガサスジェットエンジン、らしい。
宇宙船Vol.2の特集では「小型原子力エンジン・パッケージ」を搭載していると
開田祐治氏が解説を書いていますが、どっちなんでしょう。

走行音はどうだったかなぁ。
ジェットエンジンのキィィィィンっていう音を出してはいなかったと思うけど・・・。
原子力エンジンならゴーって音がするか無音ですが、そうでもなかったような気もするしなぁ。
どなたかご確認を。

あと、FAB1で謎とされているのが乗り込み方です。
両脇にあるドアは、まず外側に倒れ、そののち車体床下に引き込まれるという、
エレガントな開き方をするそうです。それはいいのですが、
しかしキャノピーはどう見ても開閉しそうにないんですよね。
茶室にでも入るように、開いたドアの隙間をくぐってて乗り込むのかなぁ。
で、ペネロープが乗り込んだのち、パーカーも同じ隙間をくぐって・・・?
う〜む。



車体裏。
ちゃんとブースタージェットの吹き出し口があります。(笑)
しかしこれだと、前と中央と後ろにある水中翼が出るところがありません。
また、引き込み式のドアも、これでは引き込めません。
まあもともと無理があるといえば無理があるのですが、
やっぱりそのへんも考慮に入れてモデリングして欲しかったですね。


たまき:最初の画像の大きめのをアップしましたよ。
奥にいたTB4号をちょっと消して(笑)、
こんな感じです。


(top81dive.jpg 1024x786 193.2KB)

ぁぅ、思い切り季節外れですが・・・、
よかったら使ってくださいね〜!








・・・これ、オチですか?

たまき:オチじゃないよう!


2002年9月3日 23:10:36
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