ワールドタンクミュージアム
    陸上自衛隊


頭上のAH-1S

海洋堂の人気食玩シリーズ「ワールドタンクミュージアム」
6月発売予定の第4弾は陸上自衛隊の戦闘車両なのですが、
それに先駆けて5月末に”大戦略エディション”と銘打たれた限定版が発売されました。

この”大戦略エディション”の大戦略とは、あの歴史あるターン制戦争シミュレーションゲームのことで、
今回はこのゲームの登場する陸自の74式戦車、90式戦車、AH-1S対戦車ヘリコプターの3種類が
ピックアップされフィギュア化されたのです。(でも箱絵はなぜかアパッチやM1)
型は後に発売される第4弾のモノを流用しているのですが、細部に変更が加えられ、
スペシャルバージョンとなっております。

大戦略っていえば、わたしはFM77版しかやったことないです。(古ぅ)
FM77版「Ys(イース)」を買ってプレイしてたらこれがバグもちの不良品で回収の対象になってまして、
ショップに持っていって返品して、代わりに買ってきたのがその大戦略でした。
まだ初期のころのものだったので、でてくる兵器は国と時代がごっちゃごちゃにブレンドされた
あまりリアリティの無い構成になってましたね。まあ、とっつきやすくはありましたけど。


大きさの比較
ファイヤーフライ    74式           ティーガー            90式    ティーガーII

90式ってコンパクトな印象があったんですけど、車体はキングタイガーよりもちょっと大きいくらいなんですね。
さすがに車高はティーガーIIよりだいぶ低いですけど、でもそれでもティーガー(I)と同じくらい。大きいのだ。
左の英軍ファイヤーフライの土台となっている米軍のシャーマン戦車は、
国産戦車61式が採用されるまで自衛隊の戦車として使われていたようで、
1962年公開の映画「モスラ」では原子熱戦砲とともにモスラ攻撃任務に従事してます。
・・・結局のところ、不憫なやられ役なんですけどね。


首都防衛

どうも戦車の遠近感が怪しいゾ・・・。
あと、よく考えたらお台場の観覧車って100mくらい高さがあるんですよね。
レギオンでかすぎ・・・・いや、きっとさらに巨大化してん。
まあ細かいところには目をつぶるがよいです。

左下のAH-1Sはいいかんじです。
絵になるヘリコプターですよね、コブラ。
右のヘリ側面は実物のAH-1Sです。以前、朝霞駐屯地の陸自広報センターで撮影しておいたもの。
センター内のお客さんが映りまくっているキャノピーの映りこみをゴニョゴニョして張り変えました。



これです。


74式戦車(ドーザー付き)2色迷彩

造成中の工事現場の写真のストックがあったものでつい・・・・
でも割とショベルカーなんかとハマってますね。
74式や90式にはこのようにドーザーブレードをつけて
ブルドーザーのような使い方ができるようになっているタイプがあるそうです。


新型の90式が配備されているとはいえ、数の上ではまだまだ主力戦車の74式です。
WTM第3弾の戦車よりもさらにエッジがシャープになり、かっちりした仕上がりになってます。
車体の裏をみると、油圧式懸架装置のモールドまでも彫ってあります。
右の単色迷彩の74式のドーザーブレードは撮影用に取っ払ってしまいました。

私が怪獣映画でもっとも見慣れているのがこの型の74式戦車です。
実在する兵器とはいえ、私の頭の中では対怪獣兵器として認識されてしまってます。(笑)


なにかを迎撃する74式戦車

・・・なんでしょう。(笑)
同スケールのメーサー殺獣光線車が欲しくなります。
ワンフェスで売ってないかなぁ。


AH-1Sコブラ
20mm機関砲、TOW対戦車ミサイルとロケットランチャーで武装した攻撃ヘリです。
正面から見たときに面積が小さくなるように、極端にスリムな形状になっています。
と、頭ではわかっていたけど、実物を見たときはあまりの細さに本当にビックリしました。(笑)
当然コクピットは狭い(細い)ので、お尻の大きな人は乗れないかもしれません。


AH−1S編隊

うまい具合に機体のすじ彫りが消えて、実機と同じフラットな表面になりました。
でもなんかCGみたいですね。リアルってむずかしぃ。

今回の大戦略エディションには、このコブラのほかに米軍仕様のカラーリングのものもあるのですが、
みごとにそれだけ出ませんでした。っていうかなぜ米軍仕様なんかあるのだ。
私は自衛隊しばり上等なのでそれが出なくても100%問題ないのですが、一応お断りしておきます。


朝霞駐屯地・陸上自衛隊広報センター(一部嘘)

・・・本当はこっちです↓

90式は、本物のほうがプラモっぽいという・・・
この写真に限って言えば、本物のほうがハリボテっぽいという・・・。(笑)

90式にしてもコブラにしても、実物の装甲の継ぎ目がああもはっきり見えることはありません。
しかしあったほうが、本物よりも本物っぽく見えてしまいます。
すじ彫りは「本物感」を出すための「嘘」なわけですね。
人間ていいかげんなものです。


90式単色迷彩(戦車長付き)・2色迷彩(戦車長付き)

この90式、かっこいいです。
砲塔は旋回するだけでなく、砲身が上下にちょと動くというギミックもついています。
今回の大戦略エディションには、まるでシークレットみたいに戦車長フィギュアがついてきて、
なんだかお得な感じです。


冬の90式

上野動物園内にある五重塔です。
日本の戦車は神社仏閣が似合います。
動物園の日記ネタのためにお正月に撮影に行った時についでに撮ってきたのですが、
あの日は雪がバンバン降ってきて寒かった・・・・

素材は、90式をデジカメのレンズのすぐ前に置いて撮影しています。
私のデジカメは広角レンズをつけるとゼロ距離接写ができるのですが、
被写体とレンズの距離があまりに近いのでピントの合う範囲(被写界深度)が狭いのです。
部分的にしかピントが合わないので、戦車の前部、中部、後部とピントをずらして別に撮影し、
それらを重ねてピントのあっている部分だけつないで合成して全てにピントのあっている戦車の素材をつくり、
その上でそれを背景と合成しています。は〜めんど。
戦車に重なる雪は手書きです。


あれ、第4弾は90式冬季迷彩とかあったけ・・・?
この「雪の中の90式」ネタ、とっておけばよかったかな〜。

2003年6月4日 23:51:06

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